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佐賀的超級阿嬤(7)
では、はじめましょう!
佐賀的超級阿嬤
?故事講述了在8歲那年,小主人公德永昭廣離開家鄉廣島,來到佐賀的鄉下老家。這里沒有玩具,這里沒有朋友,甚至連送他來的媽媽也轉身離開,迎接德永昭廣的只有低矮破舊的房屋,以及獨立撫養了七個兒女的超級阿嬤。剛來阿嬤家的德永昭廣無法適應這里的寒酸生活,但隨著時光的流逝,德永昭廣漸漸體味到了與阿嬤在一起生活所得到的幸福。
——島田洋七
07
佐賀的超級阿嬤(7)
翌朝、起きるとばあちゃんはもういなかった。前朝4時には仕事に出かけるのだと言う。俺の朝ごはんを作っている時間がないので、到著した俺に、いきなり飯炊きを伝授したのだ。さらに昨日のうちに、俺にはもうひとつ重大な役目が與えられていた。それは炊き上がったご飯を真っ先に、仏前に供えることだった。
第二天早上起來時,外婆已經出去了。她說每天早上四點要起來出去工作。沒時間幫我做早飯,因此我一來,就急著教我怎么煮飯。而且,她昨天還交給我一個重大的任務---要把剛煮好的白米飯供在佛像前。
ばあちゃんは昨日の夜、ご丁寧にも仏様に手を合わせて、「明日から、昭広がご飯を供えてくれます。ナンマンダブ、ナンマンダブ……」と報告していたのだ。
外婆昨晚很鄭重地在佛像前合掌念叨:"從明天開始,就由昭廣供飯了。南無阿彌陀佛,南無阿彌陀佛……"
俺は、昨日教わった通りにかまどに火をおこし、飯を炊いたが、何がどう違うのか、できたのはゴチゴチのご飯だった。ゴチゴチで生炊きみたいなくせに、底だけは焦げ付いている。それでも仕方がないので、そのゴチゴチを仏壇に供え、ばあちゃんに教わった通り、手を合わせて「ナンマンダブ、ナンマンダブ……」とやった。
我照外婆昨晚教我的,生火煮飯,但不知道哪兒出了問題,煮出來的飯硬邦邦的,像是沒煮熟,下面的米卻已糊了。沒辦法,我只好把硬邦邦的飯供上神龕,照外婆教我的,雙掌合十念著:"南無阿彌陀佛,南無阿彌陀佛……"
そして、ひとりで朝ご飯を食べた。かあちゃんの炊いてくれる、あたたかな湯気のたった白いご飯が懐かしかった。昨日の朝、食べたばかりなのにそれはやけの遠い日の出來事だったような気がする。朝ご飯の後、何もすることがないので外に出てみた。
然后,一個人吃早飯。我很想念母親煮的香噴噴的白米飯,雖然昨天早上才吃過,感覺卻像是很久以前的事了。早飯后無事可做,我走到屋外。
昨日、著いた時は真っ暗で、ただうら寂しかった家の周りの風景は、朝見るととても美しいものだった。
家の前に4?5mくらいの道を挾んで、川が流れている。川は8mほどの幅があり、水は澄んでいた。
土手では、ススキが秋風にゆったりと揺られている。
空は広島よりもずっとずっと青く、ずっとずっと高かった。
昨天到來時漆黑寂寥的風景,在早晨看來卻非常美。
隔著門前四五米寬的馬路那邊,是一條河,河面約八米寬,水流清澈。河堤上芒草在秋風中搖擺。天空也比廣島的更藍、更高。
広い空に見入っていると、大きな鳥がゆうゆうと飛んでいくのが見えた。
「かあちゃん、見て、見て!」思わず口から出た。かあちゃんは、いないのに。知っていたはずなのに??。
我出神地望著遼闊的天空,一只大鳥悠然飛過。我不禁喊道:"媽,你看!看!"母親不在,我該知道的……
俺は、いてもたってもいられないような気持ちになって、その辺の石を拾うと、力一杯、川に投げた。何度も、何度も、投げ続けた。土手に立って、ひるまは案內人通りの多い家の前の道を、眺めるともなく見ていると、やがて遠くにばあちゃんが帰って來る姿が見えた。ばあちゃんの仕事は、佐賀大學や、その附屬の小、中學校の職員室を掃除することで、朝は早いが十一時頃には帰って來られるのだ。
我坐立不安,撿起腳邊的石頭,用力扔到河里。一遍,又一遍,不停地扔。我站在河堤上,茫然地望著門前那條頗多行人來往的馬路,沒多久,就遠遠看到外婆回來的身影。外婆的工作是清掃佐賀大學和佐大附屬中學、小學的教職員室和廁所,快的話上午十一點左右就可以回家了。
が、帰って來るばあちゃんの様子は何かおかしい。
歩くたびに『ガラガラ、ガラガラ』と奇妙な音を立てている。よく見ると腰に結んだ紐で、地面に何かを引きずって歩いているらしい。
走在回家路上的外婆,樣子有點奇怪。她每走一步,就發出"嘎啦嘎啦"、"嘎啦嘎啦"的聲音。我仔細一看,她腰間好像綁著一根繩子,拖著地上的什么東西一路走來。
「ただいま」
ばあちゃんは、相変わらず『ガラガラ、ガラガラ』と音を立てながら、何食わぬ顔で俺にそう言って、玄関に入っていった。
"我回來啦。"外婆還是弄出"嘎啦嘎啦"的聲音,若無其事地招呼我一聲,走進大門。
本期主播
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主播/キラリン
小編/小小銘
責編/日語之聲
欄目/佐賀的超級阿嬤